【5月13日 Xinhua News】中国河北省(Hebei)邯鄲市(Handan)渉県(She)では、農業技術者が魚の養殖と野菜の栽培を同時に行う生態循環型農業「アクアポニックス」のモデルを探究している。この水耕栽培モデルはコスト低減と経済効率の向上につながる。

 地元のスマート農業実験基地では、水耕栽培の青菜やレタス、キャベツなどの野菜が元気に育ち、水中ではソウギョやナマズ、ドジョウなどの魚が泳ぎ回っている。魚の分泌物や排せつ物、エサの残りかすなど廃棄物は野菜に与える栄養塩類へと転換される。野菜が栄養塩類を吸収することで水質が浄化され、魚の生育環境が改善する。さらに技術スタッフが水肥一体化給肥装置を使って定期的に養魚池の栄養分を含んだ水の半分を交換しており、抽出された水は他の温室栽培の野菜の水やりに使われる。(c)Xinhua News/AFPBB News