【5月13日 Xinhua News】中国上海市にある上海ディズニーランド(Shanghai Disneyland)は11日、3カ月以上の休園を経て再開し、新型コロナウイルスの影響で休園となった世界のディズニーランドの中で最初に営業再開を果たした。中国国内ではテーマパークの回復が加速しており、入場チケットの予約も増加している。旅行サイト大手「去哪児網(Qunar.com)」によると、11日現在、同プラットフォーラムでは418カ所のテーマパークの取り扱いを再開しており、再開の割合は30%に上っている。

 広州長隆(チャイムロング)観光リゾートと珠海横琴長隆国際海洋リゾートは4月30日にパークの一部を再開、北京歓楽谷(ハッピーバレー)は5月1日に再開した。全国のテーマパークの営業再開時期は文化古跡、都市観光、動植物園などに比べて遅くなっている。

 同プラットフォームによると、先週末の検索数は労働節(メーデー)連休(今年は5月1~5日)に比べ4倍余りに増えた。北京歓楽谷、珠海横琴長隆国際海洋リゾート、青島海昌極地海洋公園、七彩雲南歓楽世界、大連老虎灘海洋公園、蘇州華誼兄弟映画世界などのテーマパークが検索数上位を占めている。

 去哪児網の勾志鵬(Gou Zhipeng)総裁は、「ディズニーランド効果」を受けて国内のテーマパーク再開が進んでおり、5月と6月に営業再開のピークを迎える見通しだと指摘。この影響で、端午節連休(今年は6月25~27日)や夏休みがテーマパークの回復をさらに加速させるとの見方を示した。ただし、現在、通行・入場制限付き開放が依然としてテーマパーク営業の重点であり、各テーマパークは厳しい入場制限を実施しており、手間を省くためチケットの事前購入を勧めているという。(c)Xinhua News/AFPBB News