【5月16日 CNS】中国・甘粛省(Gansu)酒泉市(Jiuquan)瓜州県(Guazhou)で5日、羽を負傷した猛禽(もうきん)類の鳥が見つかった。地元の自然林管理保護ステーションが写真を撮って調べたところ、国家一級保護動物のイヌワシと判明。すぐに管理ステーションで保護した。

 瓜州県の自然林管理ステーション責任者の張平峰(Zhang Pingfeng)さんは「けがの応急処置や薬を飲ませていますが、治療態勢が充実した酒泉野生動物救助保護センターにイヌワシを移す予定です。完全に回復したら、自然に帰します」と話している。

 瓜州県は2013年以降、累計7億7000万元(約116億5742万円)を投じて生態環境の改善に努めている。20キロの生態回廊緑化プロジェクトなどに取り組み、森林面積は県全域の7%近くに達している。湿地の面積も拡大し、白鳥やナベコウなど毎年1万羽近くの野鳥が飛来している。

 地元の住民はこれまでにオオヤマネコやハイイロガン、ガゼルなどの国家一級保護動物を保護している。(c)CNS/JCM/AFPBB News