【5月15日 CNS】中国国家郵政局によると、5月1~5日のメーデー(労働節)の連休期間中に扱った宅配荷物の扱い件数が10億件を超え、前年同期比で4割も増えた。商務局などが主導したイベント「オンラインショップフェスティバル」や、農産物のネット通販が好調なことが要因とみられる。

 国家郵政局政業安全監督情報システムの統計によると、連休中の5日間で全国の郵便業界が引き受けた荷物は前年同期比41.8%増の11億200万個に達し、配達件数は38.9%増の10億3800万個を数えた。

 郵便業界の業務量は1月に低迷したが、2月から増加に転じ、現在は30%以上の成長率を維持している。

「オンラインショップフェスティバル」は、新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ消費を喚起するための全国的イベントで、食品や日用品、家電製品などの売り上げが高く、中小企業の生産再開に大きな役割を果たした。

 農産物のオンライン販売も急速に成長している。湖北省(Hubei)潜江市(Qianjiang)のザリガニ、広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)南寧市(Nannning)武鳴区(Wuming)のオレンジ、海南省(Hainan)のマンゴーなどの特産品が国内各地に配達され、生産者と消費者を結びつけている。 (c)CNS/JCM/AFPBB News