【5月12日 AFP】(更新、写真追加)ロシア第2の都市サンクトペテルブルク(St. Petersburg)にある病院で12日、火災が発生し、新型コロナウイルス感染症の患者5人が死亡した。当局は院内で使用されていた人工呼吸器が出火原因の可能性があるとみて調査を開始した。

 火災は、新型ウイルス感染者の治療施設として使われていた聖ゲオルギー(Saint George)病院の6階部分で発生。院内からは約150人が避難した。当局によると、集中治療室で使われていた人工呼吸器のうちの1台がショートしたことが出火原因とみられる。

 病院関係者によると、犠牲者のうち3人は人工呼吸器が装着されていた。人工呼吸器はロシア製で、今月上旬に病院に届けられていた。病院は調査終了まで問題の人工呼吸器を使用しないとしている。(c)AFP