【5月13日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)楽山市(Leshan)金口河区(Jinkouhe)の八月林自然保護区は9日、保護区内に設置した赤外線カメラが初めて野生のジャイアントパンダの姿を捉え、ジャイアントパンダを撮影した同省自然保護地の仲間入りを果たしたことを明らかにした。

 ジャイアントパンダの映像を確認した巡視スタッフの万境紅(Wang Jinghong)さんによると、万さんは4月8日、標高1800メートルに位置する常緑広葉樹林のそばで、ほかの巡視スタッフ2人とジャイアントパンダの新しいふんを発見、直ちに保護区内で野外調査を何度も実施した。

 八月林自然保護センターの王琦(Wang Qi)主任は、今回野生のジャイアントパンダが撮影されたことは、楽山市金口河区と八月林自然保護区が長年、生物多様性保全に取り組んできた成果だと説明した。

 同保護区は涼山ジャイアントパンダ生息地の北の端に位置し、2014年から生物多様性保全の取り組みを組織的に実施している。赤外線カメラが捉えた種は同年の16種から20年は24種へと増加し、ジャイアントパンダやコビトジャコウジカ、シセンミヤマテッケイなどの希少動物8種が保護区内で新たに発見・記録されている。(c)Xinhua News/AFPBB News