【5月12日 AFP】米疾病対策センター(CDC)は11日、新型コロナウイルスによるニューヨーク市の死者数が、市当局の公式集計よりも数千人多い可能性があると報告した。

 ニューヨーク市の発表によると、3月11日から5月2日の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死者は1万3831人、新型コロナウイルス感染症が疑われる死者が5048人で、計1万8879人となっている。

 しかしCDCは、実際にはこの期間のニューヨークで2万4172人前後が新型ウイルス関連で死亡したと分析している。CDCは報告で、「新型コロナウイルス感染症による死者または同感染症が疑われる死者と認定されなかった5293人の死は、直接的または間接的に(新型ウイルスの)パンデミック(世界的な大流行)に起因していた可能性がある」と述べている。

 ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)のこれまでの集計によると、ニューヨーク州の新型コロナウイルス感染症関連死は2万6600件以上とされ、米国で最も大きな流行となっている。(c)AFP