【5月12日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間12日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は28万3978人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに195の国・地域で計414万8350人余りの感染が確認され、少なくとも139万6200人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状が特に重い患者にのみ検査を実施している。

 11日午前4時以降、新たに3294人の死亡と7万7313人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の836人。次いでブラジル(496人)、フランス(263人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに7万9894人が死亡、133万9819人が感染し、少なくとも21万6169人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万2065人、感染者数は22万3060人。以降はイタリア(死者3万739人、感染者21万9814人)、スペイン(死者2万6744人、感染者22万7436人)、フランス(死者2万6643人、感染者17万7423人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの75人。次いでスペイン(57人)、イタリア(51人)、英国(47人)、フランス(41人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4633人、感染者数は8万2918人、回復者数は7万8144人。

 地域別の死者数は、欧州が15万7271人(感染175万6578人)、米国・カナダが8万4950人(感染140万9724人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が2万909人(感染37万5280人)、アジアが1万749人(感染30万1143人)、中東が7656人(感染23万2009人)、アフリカが2318人(感染6万5338人)、オセアニアが125人(感染8285人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP