【5月12日 Xinhua News】中国広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)博物館がこのほど、チワン族の伝統的な織物「壮錦」の要素を取り入れたオリジナルのマスクを発表した。民族が有する文化・芸術と応用美術を融合させた「壮錦」シリーズのマスクは、感染予防につながると同時に「壮錦」文化の魅力も伝えている。

 マスクは「壮錦」が持つ文化的要素を参考に作られ、長寿・健康を意味する「寿字紋」や、良縁や仲むつまじい夫婦を意味する「方勝紋」、万事めでたく意のままに運ぶことを意味する「菊花紋」などの模様が施されている。

 広西博物館協会理事長の呉偉峰(Wu Weifeng)氏によると、「壮錦」はすでに2千年以上の歴史を有し、江蘇省(Jiangsu)南京市(Nanjing)の「雲錦」、江蘇省蘇州市(Suzhou)の「宋錦」、四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)の「蜀錦」と並んで中国四大織物と称される。(c)Xinhua News/AFPBB News