【5月11日 AFP】ニュージーランド政府が11日、新型コロナウイルスによるロックダウン(都市封鎖)の1段階緩和を決定したことを受け、スーパーラグビー(Super Rugby)に参戦する同国5チームによる国内大会が、来月から発足することが決まった。

 スーパーラグビー・アオテアロア(Super Rugby Aotearoa)と名付けられた大会は6月13日に開幕し、5チームが週2試合、全10節の日程で争う。集会を禁ずる新型ウイルスの規制に従い、試合は無観客で開催される。

 今大会はニュージーランドの他にオーストラリア、南アフリカ、アルゼンチン、日本から全15チームが出場するスーパーラグビーの一次的な代替として行われる。スーパーラグビーは、新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で各国の国境が封鎖された影響を受け、3月中旬から中断している。

 オーストラリアでも同様に5チームによる国内大会の開催が検討されているが、正式な開催日時などは発表されていない。

 ニュージーランドラグビー協会(NZR)のマーク・ロビンソン(Mark Robinson)最高経営責任者(CEO)は、「ワールドクラスの力を誇るニュージーランドの5チームが、10週間をかけて20試合にわたり激突するというアイデアは、多くの人々の笑顔を取り戻すだろう」「選手たちも興奮しており、それはラグビーファンも同じだろうと確信している」と語った。(c)AFP