【5月11日 Xinhua News】中国チベット自治区(Tibet Autonomous Region)はこのほど、4千万元(1元=約15円)余りの予算を投じ、ラサ(Lhasa)旧市街にあり国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界文化遺産に登録されているジョカン寺(大昭寺)の保全を行う計画を明らかにした。

 収蔵されている歴史的遺物と寺全体を保全することに重点を置き、中央政府と自治区政府の双方から補助を受けて、防犯設備と電気設備、防火設備を改修する

 同市文物局の勁永春(Jing Yongchun)局長によると、改修工事は年内に完了予定で、地下に防火水槽も設置されるという。水槽の水は、ジョカン寺の防火対策だけでなく、旧市街で火災が発生した際にも使用される。

 チベット自治区は3月中旬、600万元余りの予算でジョカン寺の前にある「唐蕃会盟碑」などの保全事業を行った。(c)Xinhua News/AFPBB News