ブライトンで3人目の陽性反応選手、プレミア再開に暗雲
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【5月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグに所属するブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)のポール・バーバー(Paul Barber)最高経営責任者(CEO)は10日、選手1人が新たに新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したと明かした。同クラブにおける陽性の選手は3人目で、リーグ戦完了を目指す動きに新たな懸念がもたらされることになった。
名前が明かされていない選手の検査は9日に行われ、完治するまでは14日間の自主隔離となる。また、ブライトンの他の選手は自宅でのトレーニングと練習施設での個人セッションを続ける。
数週間前に感染した他の2人も名前は明かされていないが、すでに回復したと報じられている。
バーバーCEOは英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に「残念ながら昨日、3人目となる陽性の選手が出た」とコメントした。
「ここ数週間にわたりあらゆる対策を講じてきたが、選手がしっかりとしたトレーニングを一切行っていない段階で、陽性反応を示した選手がまたしても確認された」
11日に行われるプレミアリーグの会合で、各クラブは中立地で観客を入れずにシーズンを完了させる案について話し合い、変更されたシーズンの終わりまで選手の契約を延長するかどうかについて投票を行うとみられている。
プレミアリーグは、6月に再開して8月までに残り92試合を行うことを目指している。
ブライトンが残留争いを強いられる中、バーバーCEOは中立地開催の案に批判的な態度を示しており、今季はホームアンドアウェーの原則で行われるべきだと主張している。
ブライトンは声高に主張する態度が批判を浴びているが、バーバーCEOはすべてのクラブはある程度の利己心を持って行動するだろうと強調した。
「人々はわれわれを利己的だと批判するだろうし、そのことを完全に理解している。だが、シーズンのこの段階になれば、どの順位にいても利己心はあるもの」
「今季に対しては誰もが違った目標を持っている。われわれ全員が、安全であれば今季を最後まで行いたいと思っている」 (c)AFP