【5月11日 AFP】ドイツサッカーリーグ機構(DFL)のクリスチャン・サイファート(Christian Seifert)最高経営責任者(CEO)は9日、同国2部リーグのディナモ・ドレスデン(Dynamo Dresden)のチーム全体が隔離されることになったものの、ブンデスリーガの再開は危機にさらされていないと述べた。

 新たに新型コロナウイルスの陽性例が2件判明したドレスデンは同日、14日間の自己隔離を命じられた。

 この数日前に政府は、約2か月中断されているブンデスリーガを16日に再開することを許可したばかりだった。

 サイファートCEOはドレスデンで新たに陽性反応者が出たことを重く見ておらず、「シーズン全体に疑問を投げかけるような理由にはならない」と独公共放送ZDFにコメントした。

「起き得るのは私にとって常に明確なことだった。われわれはシーズン再開のまさに最初の段階にいる」

 サイファートCEOはさらに、現時点では問題はないと考えているものの、陽性者がさらに出れば計画は狂うことになるかもしれないと続けた。

「シーズン続行が不可能な段階にまで達するかもしれない」「シーズンを完了するための時間がどれだけ残っているかによる」

 シーズンの終了が6月30日になる予定だと述べたサイファートCEOは、「多くの選手の契約が満了になるため、それまでにできるだけたくさん試合をこなしたい」と話したが、何試合かは7月上旬に延期されるかもしれないという。(c)AFP