【5月12日 CNS】中国の北京大興国際空港(Beijing Daxing International Airport)は3日から、夏ダイヤを始めた。2019年9月の開港から初めて迎える夏のフライトシーズンで、午前7時から午後10時までだった発着時間が24時間態勢になり、1日平均585便の発着を予定している。

 1~5日のメーデー(労働節)連休の3日、ターミナルビル内や到着エリアでは多くの利用客が出入りした。利用客は新型コロナウイルス感染症対策として、ターミナルビルに入る前に体温を測定するルートを通過し、待ち合いエリアに入った後も間隔を空けて席に座っていた。

 運営管理部門マネジャーの魏業升(Wei Yesheng)氏は「連休前と比べて1日の発着フライト数は約25便増加し、旅客数も4000人以上増えた」と話す。3日以降の1日の利用旅客数は、約1万人になるという。

 夏のダイヤは10月24日まで続き、アモイ市(Xiamen)や福州市(Fuzhou)、済南市(Jinan)など12路線が追加され、チチハル市(Qiqihar)、青島市(Qingdao)など臨時路線25本も開通。国内路線は328ルートに達する。

 夏ダイヤの開始に伴い、中国南方航空(China Southern Airlines)、東方航空(China Eastern Airlines)、中国国際航空(Air China)などの10社が大興空港で運航する。国際線は新型ウイルスの影響で運休が続き、民航局の判断に従って再開することになる。(c)CNS-新京報/JCM/AFPBB News