【5月10日 Xinhua News】中国の秦嶺山脈北麓に位置する陝西省(Shaanxi)林業科学院野生動物繁殖研究センターでは、今年に入り秦嶺キンシコウの赤ちゃん2匹が誕生した。それぞれ3月30日と4月27日に生まれ、共に健康に育っている。

 同センター陳雅莉(Chen Yali)保育員によると、3月30日に「娜娜(ナナ、Na Na)」が最初の赤ちゃんを出産した。すでに1カ月余りが過ぎ、元気に動き回っているという。

 4月27日に生まれた赤ちゃんは、今も母親の「小美(シャオメイ、Xiao Mei)」の腕に抱かれたままで、保育員が毎日観察記録を取り、母子の安全を確保している。

 秦嶺キンシコウは秦嶺山脈に暮らすキンシコウの個体群を指す。主に寧陝県(Ningshan)や仏坪県(Foping)などに分布しており、春に子を産むことが多い。

 同センターは3年間で累計17匹の秦嶺キンシコウを飼育しており、個体群の健康と安定した成長を確保している。(c)Xinhua News/AFPBB News