【5月12日 CNS】10万個の医療用ゴーグルを満載した中国―欧州間貨物列車が1日、中国・広東省(Guangdong)東莞市(Dongguan)の石竜(Shilong)鉄道国際物流基地から出発した。15日後にカザフスタンに到着し、中央アジアで新型コロナウイルス感染症の医療活動に使われる。

 医療用ゴーグルは新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)ウルムチ市(Urumqi)の会社が発注し、広東省の工場で製造された。自治区と隣接する中央アジア諸国では感染症の拡大が深刻なため、ゴーグルの輸出を計画した。ただ、感染症の影響で航空・海運輸送が滞っており、輸送方法として広東発の国際貨物列車を選んだ。

 貨物をスムーズに輸送するため、東莞税関は企業の申請から検品、通関までを優先的に執り行う「グリーンゲート」を開設。医療物資が一日も早く届くよう、迅速に対応した。(c)CNS/JCM/AFPBB News