【5月10日 Xinhua News】独自動車大手BMWグループは今年、中国・遼寧省(Liaoning)瀋陽市(Shenyang)の新工場に44億元(1元=約15円)を投資する計画だ。遼寧省発展改革委員会が7日、明らかにした。

 この資金は、BMWと中国の自動車大手華晨汽車集団控股(華晨集団)の合弁会社、華晨BMWの新工場の本棟を完成させるために使われるという。

 総工費283億元の新工場は、2022年に完成予定。新工場が完成すれば、瀋陽市はBMWのグローバル生産拠点となる。

 華晨BMWは2月17日、瀋陽市の鉄西工場と大東工場で生産を再開。同27日には、瀋陽市で生産された300万台目の車となるプラグインハイブリッド車を完成させた。

 BMWの自動車販売台数が最も多い国は中国となっており、19年には72万台を販売した。

 BMWは03年に華晨BMWを立ち上げて以来、瀋陽市に520億元超を投資し、自動車組み立て工場2カ所、伝導装置工場1カ所、研究開発拠点1カ所を完成させてきた。(c)Xinhua News/AFPBB News