【5月8日 AFP】ボクシング、元世界ヘビー級3団体統一王者のイベンダー・ホリフィールド(Evander Holyfield)氏が、57歳という年齢にしてリングに復帰すると発表した。新型コロナウイルス対策支援のチャリティーマッチで戦うという。

 その対戦相手はマイク・タイソン(Mike Tyson)氏になる可能性がある。仮に実現すれば初対戦から20年以上ぶり、両者にとっては3度目のファイトとなる。ホリフィールド氏の発表に先立ち、53歳のタイソン氏はトレーニングを積んでいることが明らかになっており、こちらもエキシビション形式のチャリティーマッチで復帰したいと意欲を口にしていた。

 ホリフィールド氏は、ブライアン・ニールセン(Brian Nielsen)氏に10回TKO勝ちした2011年の一戦が最後の試合となっており、通算戦績は44勝10敗2分け。タイソン氏とは1996年の初対戦で11回TKO勝利を収めてWBAのタイトルを獲得すると、翌年の再戦ではタイソン氏がかみつき行為で失格となり、勝利を手にしている。

 ホリフィールド氏は、新型ウイルスの感染拡大で授業が中断している子どもを対象とした学習・情緒発達のためのプロジェクト「Unite4OurFight」に寄付金を募るため、エキシビションで戦うと話しており、「みんな準備はいいか? お待ちかねの瞬間だ。チャンプが帰ってきた!」「リング復帰を発表したい。素晴らしい理由のためにエキシビションマッチで戦う」とツイートした。(c)AFP