【5月8日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間8日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は26万6919人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに195の国・地域で計380万6440人余りの感染が確認され、少なくとも119万7100人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状が特に重い患者にのみ検査を実施している。

 7日午前4時以降、新たに6372人の死亡と9万5826人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の2862人。次いでブラジル(615人)、英国(539人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに7万4844人が死亡、124万4119人が感染し、少なくとも18万9910人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、公式死者数は3万615人、感染者数は20万6715人。英国各地の保健当局が5日にまとめた集計では、同国の死者数は3万2000人以上とされているが、この集計には検査で新型ウイルスの陽性反応を示した人に加え、感染の疑いがある人が含まれている。

 以降はイタリア(死者2万9958人、感染者21万5858人)、スペイン(死者2万6070人、感染者22万1447人)、フランス(死者2万5987人、感染者17万4791人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの73人。次いでスペイン(56人)、イタリア(50人)、英国(45人)、フランス(40人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4633人、感染者数は8万2885人、回復者数は7万7957人。

 日本時間の7日午前4時以降に初の死者が出た国はコモロ。

 地域別の死者数は、欧州が15万1576人(感染165万5117人)、米国・カナダが7万9328人(感染130万8935人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が1万6489人(感染30万5604人)、アジアが1万1人(感染26万9025人)、中東が7335人(感染20万6208人)、アフリカが2065人(感染5万3334人)、オセアニアが125人(感染8223人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は、当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP