【5月8日 Xinhua News】中国・吉林省(Jilin)樺甸市(Huadian)でこのほど、傷を負った野生のオスのキバノロが同省紅石林業局の職員に救助された。動物保護の専門家による確認を経て、同省内で初めて発見された野生の生きたキバノロであることが判明した。

 同局貯木場の王軍場長によると、キバノロは4日午後、貯木場エリアの鉄製スライドゲートに挟まり、後ろ足から血を流していた。王氏は「職員が買って来たガーゼを傷口に当てた際、この動物にむき出しの牙があり、非常に気性が荒いことに気づいた」といい、「すぐに野生動物保護部門に報告した」と話した。

 動物は、林業局の野生動物保護専門家によりオスのキバノロと確認され、適切な保護措置が取られた。専門家によると、キバノロは足の傷が治るのを待って自然に返される予定だという。(c)Xinhua News/AFPBB News