【5月9日 CNS】過去12年間で最も長い休暇となった「5.1メーデー休暇」が終わった。今年の「5.1」は、中国が新型コロナウイルス感染症との闘いが新たな常態化の中に入ってから初めての連休となった。6日午後8時の時点で、24の省がデータを発表し、3省の観光収入が100億元(約1500億円)を超えた。

 今年の「5.1」で、中国全土の国内の観光客は延べ1億1500万人、観光収入は475億6000万元(約7150億円)となった。

 省別では、データを発表した24省の中で、江西省(Jiangxi)、湖南省(Hunan)、広東省(Guangdong)の3省の観光収入が100億元を超え、江西が153億8300万元(約2300億円)で1位、湖南が140億9900万元(約2120億円)で2位、広東が103億6000万元(約1560億円)で3位だった。

 観光客の受け入れ人数では、江西省、貴州省(Guizhou)、湖南省などの9省が延べ1000万人を超えた。その中で、江西と貴州は延べ2000万人を超えている。

 省をまたぐ旅行はまだ回復していないため、旅行の種別としては自家用車による旅行、周辺地域への旅行と地元でのレジャーが主となった。「中国旅游研究院」の調査データによると、自家用車で出かけた人が64.1%を占め、史上最高となったとしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News