【5月7日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するウィリアムズ(Williams)のクレア・ウィリアムズ(Claire Williams)副代表は6日、新型コロナウイルスの影響によるチームの経営破綻について考えるのは「恐ろしい」としつつ、スタッフの健康を危険にさらすことはないと強調した。

 今季のF1は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により最初の10レースが延期または中止となっており、7月5日に決勝が予定されているオーストリアGP(Austrian Grand Prix 2020)で遅れたシーズンの開幕を迎えるのではないかとみられている。

 そうした状況の中、昨季は獲得ポイントわずか1にとどまり、コンストラクターズ選手権で最下位だったウィリアムズのようなチームは、世界選手権から得る収入を喉から手が出るほど必要としている。

 ウィリアムズ副代表は英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対して、「レースに戻ることができない場合、消えるチームは一つや二つではなく、かなりの数になる可能性があるのは恐ろしい」と話した。「このスポーツの財政モデルは、コンストラクターズ選手権の結果から得られる収入に大きく依存している」

 一方でウィリアムズ副代表は、「チームの存続にはレースに復帰する必要性があるが、自分たちの周りの人々の安全確保という極めて重要な現実と比較しながら検討しなければならない」としている。

「結局のところ、私の周りの人たちは常に勝利を目指す」「それによって、チームの中で犠牲が生じないことを願っているが、彼らが仕事をしに(本拠地を置く)グローブ(Grove)に帰ってくるにせよ、彼らに出張を頼むにせよ、周囲の人たちの安全が最優先だ。適切な時期が来るまでレースに戻らせるようなことは絶対にしない」

 またウィリアムズ副代表は、F1が当初1億7500万ドル(約186億円)に設定されていた年間予算の削減に合意していることを歓迎した。年間予算は現時点で1億4500万ドル(約154億円)への引き下げが見込まれている。

「私たちは常に予算制限の導入を支持してきたし、その必要性に関しては10年近く話してきた」「無制限の予算を組むことができない私たちのような独立系のチームにとって非常に重要なこと」

「だから1億7500万ドルの予算が通ったときはうれしかった。その後コロナウイルスの影響で再考を余儀なくされたことで、さらに低いレベルになりそうな見通しだ。私たちのようなチームにとって良いニュースなのは確か」 (c)AFP