【5月7日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間7日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は26万546人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに195の国・地域で計371万240人余りの感染が確認され、少なくとも115万3300人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状が特に重い患者にのみ検査を実施している。

 最も被害が大きい米国では、これまでに7万1982人が死亡、121万4572人が感染し、少なくとも18万9791人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、公式死者数は3万76人、感染者数は20万1101人。英国の各地域の保健当局が5日にまとめた集計では、同国の死者数は3万2000人を超えたとされているが、この集計には検査で新型ウイルスの陽性反応を示した人に加え、感染の疑いがある人が含まれている。

 以降はイタリア(死者2万9684人、感染者21万4457人)、スペイン(死者2万5857人、感染者22万325人)、フランス(死者2万5809人、感染者17万4191人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの72人。次いでスペイン(55人)、イタリア(49人)、英国(44人)、フランス(40人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4633人、感染者数は8万2883人、回復者数は7万7911人。

 地域別の死者数は、欧州が14万9666人(感染162万5953人)、米国・カナダが7万6261人(感染127万7948人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が1万5478人(感染28万5887人)、アジアが9776人(感染26万989人)、中東が7245人(感染20万853人)、アフリカが1996人(感染5万413人)、オセアニアが124人(感染8202人)となっている。(c)AFP