【5月6日 AFP】新型コロナウイルスの感染拡大が始まった中国・湖北(Hubei)省の武漢(Wuhan)で6日、高校が再開された。マスクを着用した生徒らは、一列に並んで検温装置の前を通り、教室に入った。

 高校121校の生徒らは、1月に同市が封鎖されて以来初めて登校した。

 数か月間遠隔学習を続けてきた生徒らは、1メートルずつ間隔を取って配置された席に座り、久しぶりに教師と対面した。

 武漢では、76日間に及んだロックダウン(都市封鎖)が先月解除された。この日高校が再開されたことで、湖北省内の生活は平常にまた一歩近づいた。

 ただ、今回再開されたのは高校のみ。一部の自治体を除いて、小中学校の再開日は決まっていない。

 市関係者によると、生徒と職員は全員、再登校の前にウイルス検査を受けることが義務付けられており、校舎では消毒と洗浄が実施されたという。(c)AFP