【5月6日 AFP】発熱の仕組みを図解でまとめた。発熱は通常、病原体に感染したことを示すサインとなるが、多くの専門家らは体の自然な防御メカニズムだと考えている。高熱が長期間続くと、体が損傷を受けることもある。

 発熱のメカニズムは以下の通り。

■平熱:通常36.5~37.5度(個人差や年齢差があり、また時間帯によって変動する)
・病原体が体内に侵入
・最初の免疫反応
・脳の視床下部が警報を発し、体温が上昇

■発熱:一般的に37.8度から上
・皮膚血管の収縮
・脂肪細胞がより多くのエネルギーを燃焼
・筋肉が収縮し悪寒を誘発
・体温がさらに上昇
・感染部分に免疫細胞がより素早く到達
・病原体をのみ込む能力が向上
・体温が1度上昇すると、エネルギー消費量は10%増加
・高熱は病原体の複製を困難にするとみられる

■高熱:おおむね39.4度超
・高熱の正確な定義についてはさまざまな意見があり、大人の高熱は一般的に39.4度超と考えられている。
・高熱が長期間続くと、臓器が損傷する恐れがある。

(c)AFP