【5月4日 AFP】新型コロナウイルスの影響で中断中のイングランド・プレミアリーグについて、マンチェスター・シティ(Manchester City)に所属するケビン・デ・ブルイネ(Kevin De Bruyne)が今季リーグ戦の完了を信じ、理由として「財政面の影響が大きすぎること」を挙げた。

 デ・ブルイネはベルギー紙ヘット・ラーツテ・ニウス(Het Laatste Nieuws)で「自分の感覚としては、2週間以内に練習を再開できる可能性がある。政府はサッカーをできるだけ早く再開して、人々に娯楽を提供したいと思っている。シーズンは最後までやると思うよ」と話した。

「プレミアリーグでは経済面の影響が大きすぎる。シーズンを打ち切ったら深刻な問題が生じる」

 リーグは1日に行った各クラブとの会合で、再開案「プロジェクト・リスタート」を示し、さらに2019-20シーズンの残り92試合を中立地で開催すべきだと提案している。

 一方でデ・ブルイネは、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)に対する「深刻な違反」で、2年間の欧州カップ戦出場禁止となったシティの来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場についても、楽観的に考えている。

 28歳のデ・ブルイネは「クラブは異議を申し立てると言っていたし、言い分を通せる確信に近いものを持っていた。結果を待つしかないが、クラブを信じている」と話しつつ、申し立てが却下された場合には、退団を検討しなければならないかもしれないと認めた。

「詳しいことが分かったら決断する。2年間も欧州の舞台へ上がれないのは長すぎるが、1年なら様子を見るかもしれない」 (c)AFP