【5月5日 Xinhua News】海河に隣接し、旧フランス租界と旧イギリス租界を貫く中国・天津市(Tianjin)の解放北路は、かつて国内外の銀行などの建物が立ち並び、「東方のウォール街(Wall Street)」と呼ばれるビジネス街だった。今でも同市の金融機関が集中するエリアの一つで、歴史的建物数十棟が現存する。同地に集まるゴシック建築、ロマネスク建築、ロシア古典主義建築などの荘厳で優雅な洋風の建物の多くが、百年の歴史を持つという。

 解放北路を歩くと、異国の情緒や雰囲気だけでなく、天津ひいては中国の金融業の近現代史における発展の歩みを感じ取ることができる。(c)Xinhua News/AFPBB News