【5月5日 CNS】中国・遼寧省(Liaoning)大連市(Dalian)旅順口区(Lvshun)の旅順税関は先月24日、製品検査・通関手続きを優先する「グリーンゲート」を通じ、輸出用の使い捨てマスク22万枚の通関を行った。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国内企業の生産をサポートし、一刻も早くマスクを求める諸国へ迅速に送り届けている。

 輸出用マスクは、旅順口区の「大連裕尚服飾」が製造した。同社は本来、アパレルのデザインと加工を行う企業だが、新型ウイルスの影響で海外からの注文が激減。経営が困難になり、マスクの製造に乗り出した。

 韓超(Han Chao)会長は「わが社ではまったく経験がなく、最初はどうすればいいのか戸惑いました」とマスクの製造を始めた当時の心境を明かし、「私たちの状況を知った旅順税関のスタッフが担当者を派遣し、生産ラインの変更を手助けしてくれました。マスク製造に必要な設備、不織布などの原料の調達、国際市場のニーズの把握などを的確に行うことができました」と語った。

 商務部は3月31日、税関総局や薬品監督管理局と共同で、「医療物資の輸出に関する公告」を発表。輸出医療用マスクなど5種類の製品は国家薬品管理部門の関連資格を取得することと、輸入国・地域の品質基準を満たすことを求めた。税関総局も4月10日、医療用マスクなど11種類の輸出用医療物資に対し検査を実施すると発表した。

 旅順税関は今年に入り、253万枚の使い捨てマスクを検査し、通関させている。(c)CNS/JCM/AFPBB News