【5月2日 AFP】女子サッカー米代表チームが男女格差の是正を求めていた訴訟で、同国の連邦地裁(US District Court)は1日、不当に低い賃金を支払われていたとする選手の訴えを退けた。

 32ページにわたる判決文で、米カリフォルニア州ロサンゼルスの連邦地裁は賃金差別があるとする女子選手の訴えを退け、米国サッカー連盟(USSF)に有利な判決を下した。

 その一方で遠征や住居、医療サポートなどの面で不公平な扱いがあったとする訴えについては審理の続行を認め、6月16日にロサンゼルスで開かれる予定となった。

 しかし、裁判の最大争点になっていた平等賃金については、男子代表チームと同じ支払い方法の申し出を女子代表が拒否していた証拠があるとして、訴えが認められなかった。

 昨年の女子サッカーW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)で連覇を果たした米国代表チームは、同一賃金法に違反しているとして6600万ドル(約70億円)の損害賠償を求めていたが、今回の判決に衝撃を受けている。

 スター選手のミーガン・ラピノー(Megan Rapinoe)は、「私たちは平等への闘いを絶対にやめない」と判決後にツイートし、まだ法廷闘争は終わっていないと主張した。

 一方でチームの代理人は失望感をあらわにし、「われわれは本日の判決にショックを受け、失望しているが、平等賃金の実現へ向けた努力は諦めない」とコメントしている。(c)AFP