【5月2日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のケルン(1. FC Cologne)は1日、クラブ内で実施した新型コロナウイルスの検査で3人が陽性となり、14日間の隔離に置かれることになったと明らかにした。リーグは今月中の再開を望んでいるが、厳しくなる可能性が出てきた。

 ケルンは公式ウェブサイトにコメント文を発表し、「ケルンはチームとコーチ陣および裏方スタッフの全員を対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査を実施した。3人が陽性反応を示し、いずれも症状はない」とすると、「しかるべき保健当局の判断により、陽性となった3人は14日間の自宅隔離に入る」「プライバシーを尊重し、陽性者の名前は公表しない」と述べた。

 クラブはシーズン再開に向けた練習は継続し、リーグの規則に従って今後さらなる検査を実施するとしている。

 また、リーグ再開の判断は延期となり、16日までの再スタートは不可能な見通しとなった。最終判断は6日に下されることになっている。

 3月13日からシーズンが中断されているブンデスリーガは、先月30日にリーグ再開に向けた計画の一環として、各クラブが選手の新型コロナウイルス検査を開始したと明らかにしていた。

 一方、イングランド・プレミアリーグのクラブは同日、新型コロナウイルスによる規制措置が解除されることを条件に、全日程を完了させる方針を再確認した。それに伴い今季の残り92試合については、中立のスタジアムにおいて無観客で消化することが提案された。

 イタリア・セリエAの全20クラブも同日、同国のビンチェンツォ・スパダフォーラ(Vincenzo Spadafora)スポーツ相が先日にシーズン再開の道は「ますます狭まっている」との認識を示したにもかかわらず、再び全会一致でシーズン完了への強い意思を固めた。(c)AFP