【5月1日 AFP】インドネシア・スラウェシ(Sulawesi)島のマカッサル(Makassar)で仕立業を営む聴覚障害のある夫婦が、口の形や表情が見えるように口元を透明にしたマスクを開発した。新型コロナウイルスの感染拡大で多くの人がマスクを着用するようになり、口の動きでも意思疎通を図る聴覚障害のある人たちは不便を感じる場面が増えている。

 妻のファイザ・バダルディン(Faizah Badaruddin)さんはマスクを作り始めたきっかけについて、「新型コロナウイルスの感染拡大が始まってから、皆がマスクを着けるようになった。相手の口の動きを見ることができないと、聴覚障害のある私たちは言っていることが理解できない」「意思疎通が難しいこともたびたびあった」と語った。

 バダルディンさんと夫のイマム・サロソ(Imam Saroso)さんはクッション、シーツ、カーテンを縫製する仕事をしており、マスクの作り方はインターネットの動画で調べたという。

 2人は4月に入って以降、大・中・小のサイズの透明マスクを1日に20枚ほど生産しており、1枚1万〜1万5000ルピア(約70〜100円)で販売している。

 映像は4月22日撮影。(c)AFP