【5月2日 Xinhua News】中国・浙江省(Zhejiang)の杭州インターネット裁判所はこのほど、第5世代移動通信システム(5G)やブロックチェーン、仮想現実(VR)技術を取り入れた司法競売を初めて実施した。参加者は720度のパノラマライブ配信を通じて競売品の状態を「現場」にいるような感覚で確認した。

 ライブ配信には、同裁判所の職員と案内役のキャスターが出演。競売にかけられたのは自動車3台で、延べ1万3千人が視聴した。

 同裁判所では5Gやブロックチェーンなどの技術を実務に導入する試みを進めており、今回のオンライン競売もその一環。参加者にとって司法競売がより身近な存在になったほか、オンライン司法実務の新たなモデル形成に向けた画期的な一歩となった。(c)Xinhua News/AFPBB News