【5月1日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)は30日、シーズン再開への意欲を示し、選手の代理人や球団幹部の一部が2019-20シーズンの中止を望んでいるという報道について反論した。

 今季のNBAは、ユタ・ジャズ(Utah Jazz)のルディ・ゴベール(Rudy Gobert)が検査で新型コロナウイルス陽性となったことを受けて、3月12日に中断された。

 米ニュース専門局CNBCが同日伝えたところによると、健康への不安や無観客でのテレビ中継は収益性を欠くことから、不特定の代理人や球団幹部が責任問題を懸念しているという。

 通算4度のシーズン最優秀選手(MVP)に選出を誇り、これまでNBAファイナルを3度制しているジェームズは、こうした報道内容に異論を唱え、リーグ関係者が安全であると判断した際には、自分やレイカーズのチームメートがシーズン完了に向けて準備を整えていると主張した。

 ジェームズは自身のツイッター(Twitter)アカウントに、「報道を見たが、球団幹部や代理人がシーズン中止を望んでるだって??? そんなの全くもって真実ではない」「俺の知り合いでそんなことを言うやつはいない。安全になり次第、自分たちはシーズンを完了させるつもりだ。自分もチームも準備を整えている。誰も何かを中止にしてはならない」とつづった。

 レギュラーシーズンの約1か月とプレーオフの約2か月を残して中断された時点で、今季のレイカーズは通算成績49勝14敗でウエスタンカンファレンス1位にしてリーグ全体で2位の好調を維持していた。

 NBAの広報担当者はCNBCに対して、「今季の再開に向けてあらゆる選択肢を模索するのはリーグの責任だ」「私たちにはファン、チーム、選手、パートナーそしてバスケットを愛している全ての人々に対してそうする責務がある。全ての人々の健康と幸福が最優先事項である中で、今季を完了するためのあらゆるオプションを引き続き検討していく」と述べた。(c)AFP