【4月30日 AFP】米大リーグ(MLB)のボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)などで活躍したマニー・ラミレス(Manny Ramirez)氏が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の中で野球のシーズンを真っ先に開幕させた台湾での現役復帰を目指していることが分かった。

 47歳のラミレス氏は地元紙の台湾時報(Taiwan Times)に対し「打席に戻って、また試合に出たいと思ってうずうずしている」とすると、台湾プロ野球(CPBL)での「ロスター入り」が目標だと明かした。

 レッドソックスで2度のワールドシリーズ制覇を遂げ、18年間のMLBキャリアで12回のオールスターゲーム(All-Star Game)出場を誇るラミレス氏は「チームメートの周りにいることや、試合後のチームでの食事が恋しいんだ」と続けた。

 ラミレス氏の代理人を務めるエクトル・セペダ(Hector Zepeda)氏は30日、ラミレス氏が日差しの下で練習に励む映像をツイッター(Twitter)に公開している。

 史上25人目となる大リーグ通算500本塁打を放つなど、長距離打者として成功を収めたラミレス氏は2011年に大リーグから引退したものの、その2年後に台湾プロ野球で短期間プレーした。

 ラミレス氏は、観客が「一晩で4倍」くらいになったと、台湾に到着したころを振り返っている。

「もし、私が選手兼任コーチとして球団に入れる機会が与えられたら、球団とリーグにとって素晴らしいことになるだろうと感じている」 (c)AFP