【4月30日 AFP】サッカードイツ・ブンデスリーガ1部のシャルケ04(Schalke04)が29日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によりリーグ戦が中断した3月中旬から本拠地ヴェルティンス・アレーナ(Veltins Arena)のタンクに放置されているビール8000リットルを返却することが分かった。

 シャルケ本拠地の命名権を持つビール会社のヴェルティンス(Veltins)は、同クラブが1-1で引き分けた3月7日の1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)戦以降、スタジアムに残されていたビールの回収に動いた。

 酔いもさめるような知らせは、ファンにビールを最大5万2000リットル提供可能なヴェルティンス・アレーナにビールを供給するメーカーが認めた。

 同社は独紙ビルト(Bild)に対し「私たちはビールを引き取ります」「それでもシャルケのファンの方々は安心してください。サッカー観戦が再び可能となれば、スタジアムのタンクは新鮮なビールで満たされます」と話している。

 同国サッカーリーグ機構(DFL)は5月に無観客でリーグを再開したいと考えているが、専門家はファンのスタジアムでの観戦は数か月先になると見越している。(c)AFP