【4月30日 AFP】米国防総省は27日、海軍機が撮影した未確認飛行物体(UFO)のようなものを捉えた映像3本を正式に公開した。

 この白黒の粗い映像は、先に流出し、海軍が自軍のものと認めていた。

 国防総省は映像を公開した理由について、「出回っている映像が本物かどうか、または映像にまだ何かが映っているのか、という一般人の誤解を解くため」だと説明した。

 国防総省は、「これらの映像に捉えられている空中現象については、今も『未確認』とみなしている」と述べた。

 映像のうち1本は2004年11月に、残り2本は2015年1月に撮影された。

 1本の動画では、高速で移動する楕円(だえん)形の物体が海軍機のロックオンを外し、その数秒後に突然左方向に急加速して視界から消えた。

 雲の上で物体を追跡している様子が捉えられた別の動画では、パイロットの1人がまず、ドローンだろうかと言うと、別のパイロットが「レーダーを見てみろ、編隊を組んでいる」「うわ、どれも風に向かって進んでいる! 西からの風は、風速120ノット(約62メートル)だぞ!」と発言。

 最初のパイロットが「あれを見ろ」と言うと、物体が回転し始めた。

 3本の動画「FLIR」「GOFAST」、そして「GIMBAL」は、米海軍航空システムコマンド(NAVAIR)の公式サイトでダウンロード可能。

 映像は米国防総省が公開。(c)AFP