【4月30日 AFP】(更新、写真追加)韓国で29日、建設中の倉庫から出火し、38人が死亡、10人が負傷した。現地メディアが伝えた。複数の人が依然中に取り残されているとされ、救出活動が続いている。

 現地通信社の聯合(Yonhap)ニュースが報じたところによると、現場は首都ソウルの南東に位置する利川(Icheon)市内にある、建設中の4階建ての倉庫。目撃者の話では、少なくとも10回爆発音が聞こえたという。

 地元当局によると、負傷者のうち8人が重傷となっている。

 消防署員は、火は「非常に急速に」燃え広がったため、中にいた人々は「避難できなかった」と話している。

 報道によると、地下で可燃性のウレタン断熱材を使用した作業中に爆発が起き、火災につながったという。

 丁世均(チョン・セギュン、Chung Sye-kyun)首相は、閉じ込められた人々の捜索・救助活動と、残り火を消し止めるために「必要なすべての人員と装備」を総動員するよう指示したとされる。(c)AFP