【4月29日 AFP】米国の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の震源地となっているニューヨーク市で28日、空・海軍の飛行部隊が青空を舞い、医療従事者や緊急対応要員と呼ばれる消防士や警察官、その他欠くことのできない職業の人々に敬意を表した。

 空軍の「サンダーバーズ(Thunderbirds)」と海軍の「ブルーエンジェルス(Blue Angels)」の計12機は同日正午過ぎ、「共同で敬意」を示すパフォーマンスを披露した。

 飛行部隊を一目見ようと、港には多くの市民が集まった。ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)はあまり守られていないようだった。

 ニュージャージー州ニューアーク(Newark)にあるユニバーシティー病院(University Hospital)の院長兼最高経営責任者(CEO)、シェリーフ・エルナハル(Shereef Elnahal)氏は、「地球上で最高のパイロットらからの感謝と愛国心を示す素晴らしいショー。ありがとう」とツイッター(Twitter)に投稿。一方、他の複数のユーザーからは、航空ショーの費用を医療従事者の個人用防護具に回す方がよかったとのツイートもあった。

 新型コロナウイルスによるニューヨーク州の死者は、1万7000人を超えている。(c)AFP