【4月28日 Xinhua News】中国湖南省(Hunan)長沙市(Changsha)で24日夜、星沙税関職員の監督の下、日本から輸入されたニシキゴイ290匹が広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)から同市の輸入水生動物指定隔離場に到着した。コイは同施設で30日間の隔離検疫を受ける。同省で輸入観賞魚の隔離検疫が実施されるのは初めて。同税関を管轄する長沙税関が明らかにした。

 これらのコイは湖南子非魚漁業が輸入を申請した。大正、昭和、黄金の3品種で体長は10~40センチ。すべて日本の著名な輸出登録養殖施設から輸入された。

 星沙税関の責任者はニシキゴイなどの観賞魚について、省内の市場の需要は比較的高いとしつつも、輸入水生動物の検疫リスクの高さを指摘。昨年も税関部門で輸入観賞魚からマダイイリドウイルス病などの病気が何度も検出されたことから、外来動物疾病の流入を防ぐため、輸入ニシキゴイなどの水生動物に対し厳格な検疫制度を設けていると説明した。

 これら観賞価値の高い日本のニシキゴイは、30日間の隔離検疫で合格すれば、省内の市場に出回ることになるという。(c)Xinhua News/AFPBB News