【4月28日 CNS】中国・湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)衛生健康委員会のウェブサイトによると、武漢市で新型コロナウイルスによる肺炎で入院・治療していた患者が26日、ゼロとなった。この日、12人の患者が退院し、隔離施設に移動して観察を受けることになった。

 情報によると、26日正午、武漢市肺科医院に入院していた新型肺炎患者(77)が核酸検査の結果、陰性が2回目となり、臨床症状もなく、退院基準に達した。これにより、市内の入院治療中の新型肺炎患者はゼロとなった。

 統計によると、2月18日が市内の入院患者数のピークだった。同日、市全体で入院していた新型肺炎患者は3万8020人に上った。4月23日の時点で、治癒率は2月末の39.1%から92.2%へと上昇、致死率は降下を続け、この数日は死者数ゼロを続けていた。

 市内の新型肺炎の重症患者はピーク時で約1万人近くだったが、24日にはゼロとなった。26日にさらに入院治療者全体がゼロとなったことは、武漢市の新型ウイルス肺炎の救命・治療が重大な段階的成果を獲得したことを表している。(c)CNS/JCM/AFPBB News