特色ある農業が潜江市の農民の収入アップを後押し 中国
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【4月28日 People’s Daily】「本日の出荷量はおよそ2000キロで、普段の一日あたりの出荷量約1万キロよりは少ないが、出荷量は回復しつつある」。湖北省(Hubei)潜江市(Qianjiang)のザリガニ取引センターで、ザリガニを運んでいたシーフード取引業者・盛農園水産の王虎(Wang Fu)社長はこのように述べた。「たった今、養殖農家からザリガニ10数箱を購入した。仕分けと梱包が終わったら、今日中に広東省(Guangdong)韶関市(Shaoguan)へ発送する」という。
新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、同センターは2月25日まで閉鎖状態が続いていた。しかし先に構築されたオンライン取引プラットフォームを通じて、ザリガニの取引そのものはずっと行われていた。同センター弁公室の王麗晴(Wang Liqing)室長は、「取引業者はオンラインで注文することができ、ザリガニ養殖農家は注文を受けるとザリガニを梱包し、センターの役割は中間の流通経路の流れをスムーズにすることだ。当センターには物流車両が100台以上あり、直接養殖農家の店舗に行ってザリガニを引き取ってくる。今年のザリガニはオンラインの売上高が40%近くを占める」と述べた。
王社長は、「感染状況が好転を続けるのにともなって、各レベルの取引業者が検査検疫を受け市場に入って取引をするようになった。市場ではザリガニ人気が続き、政府もたくさんの支援政策を打ち出しており、自分たちは市場に対し信頼感をもっている。気温が上昇して、4月中下旬は重要な取引シーズンになる」と述べた。
同市竜湾鎮(Longwan)瞄新村(Miaoxin)党支部の唐于発(Tang Yufa)書記は、「養殖農家は水田でザリガニを養殖し、中手米を植え、稲を刈り取った後はセリやハスを植え、あぜ道には果物を植える。1年でザリガニ、米、食用の水生植物、果物が収穫できる。現在、水田でザリガニを養殖する農家は1ムー(約667平方メートル)あたり5000元(約7万5829円)から1万元(約15万1659円)の純収入を得ている」と説明した。
一方で感染症対策をしっかりしながら、もう一方で発展を着実に進める。竜湾鎮は感染症対策宣伝チームを立ち上げ、外で作業をする養殖農家に予防をしっかりするよう求める。竜湾鎮党委員会の余雲霞(Yu Yunxia)委員(副鎮長)は、「健康な村民に速やかに『水田に入る許可証』を発行し、『5つの必要・5つの有』措置を打ち出した。外に出る時は体温を測る必要があり、水田に入る時はタイミングをずらす必要があり、作業をするときは離れる必要があり、マスクをつける必要があり、家に帰ったら記録をつける必要がある。また配送する時は専用車両があり、養殖に必要な原材料を運ぶ時は専門の人がおり、技術には指導があり、農業用物資には保障があり、安定した生産には希望がある、というものだ」と説明した。
水田でのザリガニ養殖は瞄新村の基幹産業になり、村の土地全体が養殖モデル基地の計画に組み込まれているだけでなく、村内には「ザリガニマスター」が26人いて、ザリガニと米の共同栽培・養殖技術をひっさげて江西省(Jiangxi)や安徽省(Anhui)などに進出している。余委員は、「私たちの鎮では農家の半分がザリガニの養殖を手がけており、周辺の貧困村も水田でのザリガニと米の共同栽培・養殖を通じて貧困から脱却し豊かになった」と述べた。(c)People's Daily/AFPBB News