【4月29日 Xinhua News】中国陝西省(Shaanxi)西安市(Xi'an)に拠点を置く西安交響楽団が25日夕方、秦始皇帝陵博物院でオンライン演奏会「雲上国宝」をライブ配信した。チャイコフスキーやハイドンといった西洋の古典音楽から、中国の有名な楽曲「十面埋伏」「梁山伯と祝英台」まで、優雅な音楽と2千年以上の歴史を有する秦代の軍陣がユニークなコラボレーションを繰り広げた。

「雲上国宝」は同交響楽団が東西の古典音楽と文化財や国宝を組み合わせた新たな試みで、陝西歴史博物館、秦始皇帝陵博物院、西安碑林博物館など歴史と文化の名勝地を会場に、オンライン配信の形で、音楽と文化財愛好家に芸術の魅力を伝えている。

 この音楽会をオンライン視聴した人数は300万人を超えた。

 1974年に発見された兵馬俑坑は秦始皇帝陵の副葬坑で、これまでに3カ所の兵馬俑坑が見つかっており、敷地面積は2万平方メートル以上に達する。敷地内には、実際の人や馬とほぼ同じ大きさの陶俑と陶馬が約8千体並んでいる。(c)Xinhua News/AFPBB News