【4月28日 Xinhua News】イラクの新型コロナウイルス対策を支援するため派遣されていた中国紅十字会(赤十字社)の医療専門家チームが26日、50日の任務を終えイラクのチャーター機で帰国の途についた。同国のバヒズ運輸相や中国の張濤(Zhang Tao)駐イラク大使らが見送りに訪れた。

 バグダッド国際空港で開かれた歓送式典でバヒズ氏は、イラクのアデル・アブドルマハディ(Adel Abdel Mahdi)暫定首相から中国の医療専門家チームへの感謝とあいさつの言葉を伝えた。また、中国の医療チームは過去50日間にバグダッドや他県で懸命に働き、イラクの衛生体制が新型コロナの大流行に対処できるよう助けたと指摘。イラク政府や国民に対する感染対策支援で重要な役割を果たしたと語った。

 中国紅十字会本部が派遣した同専門家チームは3月7日にバグダッドに到着した。中国疾病予防控制センターの専門家や鍾南山(Zhong Nanshan)院士(アカデミー会員)チームの中核メンバーなど7人で構成されている。(c)Xinhua News/AFPBB News