【4月27日 Xinhua News】中国人民解放軍(PLA)の医療チームが24日、ラオスの首都ビエンチャンとミャンマーのヤンゴンに到着した。チームは両国で、新型コロナウイルス対策を支援する。本社記者のビエンチャンとヤンゴンからの報道。

 同軍の新型コロナウイルス流行予防・抑制専門家チームは、ビエンチャンのワッタイ国際空港で、ラオスの副国防相を含む軍高官や中国の姜再冬(Jiang Zaidong)駐ラオス大使に温かく迎えられた。

 チームはまた、新型コロナウイルス対策の医療物資をラオス側に受け渡した。医療品は中国国防部が寄付したもので、人民解放軍空軍の輸送機で運ばれた。

 中国の陳海(Chen Hai)駐ミャンマー大使は同日、中国人民解放軍の医療チームのミャンマー到着は同国での新型コロナウイルによる肺炎の診断と治療に貢献し、2国間の友情と両国軍の協力を強化するとの見解を表明した。

 ヤンゴン地方域司令官のテ・ポン少将はメディアに対し、「新型肺炎の診断と治療の分野で中国の医療チームと協力することで、新型肺炎と闘えると信じている」と語った。

 同少将によると、中国人民解放軍の医療チームは、ヤンゴン市ミンガラドン郡区にある病床数1千床の軍病院でミャンマー軍の医療チームと合流する予定。

 チームと共に、中国が寄付したN95・KN95マスクや検査機器などの医療物資も24日、ヤンゴンに到着した。(c)Xinhua News/AFPBB News