【4月27日 AFP】新型コロナウイルス感染防止のため経済活動が停止している米ニューヨーク州のアンドルー・クオモ(Andrew Cuomo)知事は26日、同州の製造業と建設業を、ロックダウン(都市封鎖)の期限が切れる5月15日以降に再開する可能性を示した。

 その上でクオモ氏は、最初に規制措置を緩和するのは同州北部であって、感染拡大が米国で最も深刻なニューヨーク市大都市圏ではないと強調。米国の都市で人口が最も多いニューヨーク市の経済活動を再開させるには、隣接するニュージャージー、コネティカット両州との調整が必要だろうとの認識を示した。 

 クオモ氏は、「人を全員集めるようなことは一切するな」という方針で州を運営していると述べ、再開の第1段階をきっかけにウイルスが再流行することがないように、大半のオフィスの再開を含む第2段階の開始は第1段階から2週間遅らせることを求めた。

 再開を最終決定する条件として、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の入院患者数が現在から5月15日までの間に減少することが必要だとクオモ氏は強調した。(c)AFP