【4月26日 AFP】イタリアのジュセッペ・コンテ(Giuseppe Conte)首相は26日、多くの企業が早ければ来週にも営業を再開するとした一方、学校の再開は9月になるとの見解を示した。

 コンテ首相は日刊紙レプブリカ(La Repubblica)に対し、世界最長となるロックダウン(都市封鎖)措置の緩和プランの詳細について来週初めまでに説明する意向を明らかにした。

 報道によるとコンテ首相は、来月にわたって段階的に実施する規制緩和に関する、慎重を期した計画を提示されたという。

 コンテ首相は、政府は「製造業から建築業まで、多数の企業が5月4日に営業再開するのを認める」方針だと発言。「われわれは現状のロックダウン措置をさらに続けることはできない。この国の社会経済的構造に過度な損害を与えるリスクを負う」と述べた。

 その一方で学校再開は、多くの教員が高齢で、新型コロナウイルスに感染するリスクがより高いことから危険に満ちていると指摘。

「学校についてはわれわれの配慮の核心であり、9月に再開予定だ」と述べ、それ以前に授業を再開することは「感染の非常に高いリスク」を伴うと説明した。(c)AFP