【4月27日 Xinhua News】中国企業の大半は事業を再開しているが、需要不足や、新型コロナウイルス感染症が他国から持ち込まれるケースに備えて国内の産業チェーンの回復力を強化するには、さらに対策を講じる必要がある。

 国内の企業や業界の規制部門は、新型コロナの感染拡大の第2波を回避しながら中国経済を迅速に活性化するため、産業チェーンの強化を目指して全国的な取り組みを行っている。

 初期段階としては期待以上の結果が出ている。工業・情報化部によると、中小企業は消費者の需要低迷の影響を最も受けるが、15日時点で中小企業の約84%が事業を再開。このうち、事業再開率が最も高かったのは2次産業の企業で、この後に生産・サービス部門、消費者サービス部門の企業が続いた。

 新型コロナの予防・抑制が常に実践される中で事業を再開する際には、どのようにして進歩が見られるのだろうか。工業・情報化部によると、その答えは、一流企業に対して中小企業を主導して産業チェーンに沿って事業の再開を奨励することによる相乗効果と、同じ産業チェーンに沿った川上・川下関連企業が協調して成長を促進し、国内外の市場を共に開拓していることにある。(c)Xinhua News/AFPBB News