【4月26日 People’s Daily】新型コロナウイルスの発生源の特定は厳正な科学の問題であり、科学に基づき、科学者と医学専門家の研究にゆだねる必要がある。

 最近メディアやSNS上で広まっている新型コロナウイルスの発生源に関する謬論(びゅうろん)に対して、世界保健機関(WHO)の報道官は21日「既知の全ての証拠は新型コロナウイルスが研究所で人工的に操作された、または製造されたものではないことを示している。WHOは各国の研究者が新型コロナウイルスの発生源を探るべく努力することを歓迎する」と表明した。この発言は、科学を尊重し、謬論に対し明確な説明をするものであり、国際的に存在する謬論や陰謀論への力強い返答であり、国際社会が是非をはっきりさせ、共通認識を形成するうえでプラスだ。

 新型コロナウイルスの感染を防止・抑制・阻止する世界の闘いに力を尽くすには、新型コロナウイルスの起源と出所を探ることが非常に肝要だ。早くも2月19日、8か国の医学専門家27人が国際的医学専門誌「ランセット(The Lancet)」に寄せた共同声明で「世界各国の研究者はすでにこの疾病を引き起こす病原SARS-CoV-2の全ゲノムを分析し、結果を公表した。こうした結果は、このコロナウイルスが他の新興病原体と同様に野生動物に由来するものであることを圧倒的に証明している」と指摘した。この科学的結論は米国科学アカデミー、全米技術アカデミー、全米医学アカデミーの会長およびその代表する科学界の人々からも支持されている。ある研究団体は英誌「ネイチャー メディシン(Nature Medicine)」で「科学的研究による証拠は、この疾病をもたらす新型コロナウイルスが研究所で合成されたものではなく、自然進化の産物であることをはっきりと示している」と強調した。ベルギー政府の新型コロナウイルス感染症担当報道官を務めるウイルス学者のエマニュエル・アンドレ(Emmanuel Andre)氏は「このウイルスが研究室から漏えいした、あるいは研究室で製造されたと考える理由はない。このウイルスの遺伝子構造は自然のものだ」と述べた。各国の科学界は科学的精神により、科学的方法を用いて専門的論証を行い続け、連携してウイルスの発生源を特定し、感染防止・抑制を科学の面から支えるべきだ。そうしてこそ新型コロナウイルスという人類共通の敵に力を合わせて打ち勝つことができる。

 ウイルスに国境はなく、感染症は人種を区別しない。中国と世界各国は同じく感染症の被害者だ。この世界の公衆衛生上の危機に対処する過程において、人類運命共同体の構築の切実性と重要性が一層明らかになっている。世界各国は人類運命共同体の理念を堅持し、団結・協力し、手を携えて対処してのみ、感染症に打ち勝ち、人類共通の故郷を守ることができる。パンデミックに伴う謬論や陰謀論は、各国が感染症と闘ううえで何の助けにもならないばかりか、反対に不信感を生み、最終的に世界が共同で感染症と闘う努力を消失させ、世界が団結・協力して感染症と闘うという大局をかく乱するだろう。陰謀論をまき散らす手法、感染症を利用して他国をスティグマタイズする手口、事実を顧みず、科学に背く言動、これらの本質は反科学であり、公衆衛生問題の政治利用であり、断固として阻止しなければならない。科学によって愚昧に打ち勝ち、真相によってデマを粉砕し、協力によって偏見を阻止し、手を携えて感染症と闘い、共に困難を克服する。これこそが新型コロナウイルス感染症と向き合ううえでの正しい姿勢だ。

 中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は「国際社会に最も必要なのは信念を固め、心を一つにして協力し、団結して対処し、国際協力を全面的に強化し、感染症に打ち勝つ強大な合力を形成し、重大な感染症と人類との闘いに手を携えて勝利することだ」と指摘した。科学的精神を尊び、団結の力を引き出し、互いに見守り助け合い、同舟相救えば、必ずや感染症に打ち勝ち、人類発展のさらに素晴らしい明日を迎えることができる。(c)People's Daily/AFPBB News