【図解】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬の探究
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【4月26日 AFP】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対して、安全かつ有効的と証明された治療薬はまだ見つかっていない。
現時点で研究段階にある主な戦略、潜在的治療薬について、図解でまとめた。
■研究段階にある主な戦略
・ウイルスの複製を阻害:ウイルスの自己複製能力を停止または遅らせる抗ウイルス薬の発見
・免疫反応の強化:新型コロナウイルスに反応する抗体の特定と採用
・免疫系を制御:免疫系暴走時のサイトカインストームに対抗
■研究および試験段階にある潜在的治療薬
・レムデシビル:エボラ出血熱治療薬として2010年に開発
・ファビピラビル(アビガン):インフルエンザ治療薬として許可。エボラ出血熱治療に採用
・クロロキンとヒドロキシクロロキン:抗マラリア薬として使用
・カナダのアブセレラや米リジェネロンなどのバイオテクノジー企業の研究で有望視される抗体を発見
・回復患者から採取の血漿(けっしょう)の試験も進行中
・リウマチ性関節炎の治癒薬「トシリズマブ」: スイスの製薬会社ロシュが使用を検討。免疫反応を加速させるサイトカインタンパク質を不活化
・別のリウマチ治療薬、「サリルマブ」も試験段階
(c)AFP