【4月26日 Xinhua News】中国初の人工衛星「東方紅1号」の打ち上げ50周年を記念して、独自の宇宙開発の成果を約50の品々で振り返るオンライン展示会が24日開幕した。

 中国国家博物館と空間技術研究院が共催した本展示会は、東方紅1号から月探査機「嫦娥」、有人宇宙船「神舟」に至る中国の宇宙開発50年の発展をたどる手稿、切手、シミュレーター、宇宙服などを展示した。

 原水爆開発の功労者である物理学者の鄧稼先(Deng Jiaxian)が中国初の原爆の研究・開発で使った機械式計算機や、2003年に打ち上げられた神舟5号に乗り込み中国初の宇宙飛行士となった楊利偉(Yang Liwei)の宇宙服も展示された。

 人工衛星やロケットの模型、そして第5世代移動通信システム「5G」による展示会のライブ中継によって、新しいバーチャルな宇宙体験を提供した。

 中国は、1970年4月24日の東方紅1号の打ち上げを記念して、2016年から毎年4月24日を「中国宇宙の日」としている。(c)Xinhua News/AFPBB News